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観念の縛り

私たちは意識・無意識に関わらず、自分でルールを創りそのルールに従って生活しています。
このルールは「観念」と言ってもいいかもしれません。

この「観念」が他人を「ダメだ」と裁き、自分をも縛ってしまいます。
例えば「頑張らないとダメだ。」という観念は頑張っていない人を裁き、心の中で罰を与え、罪人にしてしまいます。言葉にしてしまうとキツイ印象になってしまいますが、誰しもが「ある観念」を通してなんらかの形で裁くことをしています。

この「頑張らないとダメだ。」という観念は、幼い頃 親からしつけられた時のものかもしれませんし、自分が頑張った時の成功体験で確信したもの、頑張らなかった時の失敗体験から生まれたことかもしれません。

その「観念」が頑張っていない人をダメな人だと、あなたに感じさせます。
またその「頑張っている」という度合いも人それぞれで、どこまでやっていれば頑張ったことになるのか、どこまでやっていないと頑張ってないのかの「ものさし」も人それぞれです。
あなたがダメだと思っているその人も、その人の中ではもう十分精一杯限界までやっていることかもしれません。

「ダメだ」という裁きが、あなたを不快にさせストレスを生み出し、攻撃したり、距離を置いたりします。不快感が生じるのは他人に原因があるのだと考えるのです。

しかし、その人を見て不快にならない人もいます。
それはあなたが持っているその同じ観念を持っていないからです。

あなたを不快にさせる本当の原因は外側にあるのではなく、あなたの内側のその観念にあります。「頑張らないとダメだ。」という価値観が元となっているのです。

その価値観を手放したら他人を裁かずに済み、自分も不快な思いもしなくなり楽になるのですが、それを手放そうとすると「頑張らないとダメな自分になってしまう。」という思いが湧いてきます。その価値観は人を裁くと同時に自分を縛っている価値観なのです。

でも本当はそれはあなたの単なる思い込みです。
頑張らなくても上手くいくこともあったでしょうし、頑張ってもうまくいかないこともあります。
「私はこの価値観でここまでやってきたんだ!」という強固な執着もあり、なかなか手放すことは難しいことのようです。
今までこの価値観でうまくやってきたと思ってるし、この先もこれでいいと思っているからです。

なにも「頑張らないとダメだ。」という価値観(観念)に限りません。
部屋はきれいにしていなければいけない。
いい人でいなくちゃいけない。
やせてなくちゃいけない。
食器はすぐに洗わなければいけない。
仕事は速くこなさなければいけない。
世の中のために生きなければいけない。
・・・
大きいことから、小さいことまでたくさんの人を裁き、自分を縛っている価値観があります。
何か自分の中で引っかかることがあったらそれはそれらの価値観を再確認する時期なのかもしれません。
本当にその価値観が今も必要なのでしょうか?
必要ないものであれば手放して楽になりましょう。
なかなか手放せなくても、「あ、またこの価値観で裁いているな」と意識を向けるだけで少しずつ変わっていけるはずです。

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